2018年7月1日日曜日

京都学園大学(京都先端科学大学)は永守重信氏の運営で変貌するのか?

京都に在住の方以外には、知名度は極めて低いと思われる京都学園大学。

京都での大学としての位置づけも決して高くはなく、どちらかと言えば、いえ、かなり評価の低い大学だと思います。(京都学園大学の関係者の皆様、ごめんなさい。)

その地元でも評価の低い京都学園大学なのですが、ニュースなどでも取り上げられているように日本電産の永守重信氏が理事長として運営に携わることになりました。

永守重信氏と言えば日本電産の会長であり、そのカリスマ性は周知の事実だ思います。その永守重信氏が「私財をなげうってでも大学を変えていく」との意気込みで理事長に就任した京都学園大学。

実は永守重信氏は、家庭の事情もあり、進学でも苦労していたという話しを聞いたことがあります。

そんな、永守重信氏ですから、教育にかける意気込みには相当強いものがあるのでしょう。実際に100億円を超える私財を投じるということからも、その本気度がうかがいしれます。

永守重信氏の教育理念は「偏差値教育の打破」。偏差値偏重主義からは距離を取りつつ、優秀な学生を育て上げる。永守重信氏の考える優秀な学生とは、社会に出て実際に仕事のできる人材の養成のようです。

ただ、偏差値偏重主義から距離を取るとしても何らかの指標の裏付けは必要になると思います。そこで、永守重信氏が目指しているのが、英国の教育専門誌「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)」が公表している世界大学ランキングでの躍進。

具体的にはランキング199位以内の確保を目指していくようです。というのも、現在この世界大学ランキングで200位以内に入っている日本の大学は東大の47位、京大の74位と2校だけ。

200位以内に入れば自ずと日本第三位の称号が手に入るというわけです。そのタイムズ・ハイヤー・エデュケーションのランキングですが、審査項目をクリアするには資金力も必要だとのこと。

現在の日本の大学は、資金力で苦労しているところも多いでしょうからハードルは高くなるのですが、京都学園大学(京都先端科学大学)の場合は、永守重信氏の私財投入があります。100億円を超える寄付も考えているようで、300億円程度の用意もあるとの強い意気込みのようです。

思惑どおりに事が運ぶのかどうかは私には知る由もありませんし、誰にもわからない事ではあるでしょう。ただ、京都でも評価の低かった京都学園大学ですから、失うものは何もないと思います。

京都近郊で偏差値に自信のない高校生なら、この京都学園大学。京都先端科学大学として、生まれ変わろうとしている今は、かなりのチャンスになるのではないでしょうか?

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