投資の世界では「ハイリスクハイリターン」などという言葉もよく耳にするのではないかと思います。リスクが高い投資なら高いリターンを期待するのは、至極当然のことではあると思います。ただ、そもそもリスクとは一体何なのでしょう?
実は、その定義は一つではないようです。常識的に考えると損失を被る可能性がリスクなのではないでしょうか?
ただ、金融分野の研究者の考えるリスクとは必ずしもそのようなものではなく、ボラティリィを基本に考えるということが常識になっているようです。ボラティリィを基本に考えたリスクでは、価格の上下の振れが大きい資産をハイリスクと見なすのですが、その場合には大きく上げることもリスクということになってしまいます。
リスクの定義をあくまでも損失を被る可能性と考える投資家とボラティリィの大きさと考える投資家ではリスクの捉え方が違いますから議論がまったく噛み合わないことは必然です。
リスク対策を考えるときにリスクをボラティリィの大きさと考えるなら標準偏差などに着目するでしょうし、損失を被る可能性と考えるならグレアムの安全域という考え方などに着目するでしょう。リスク対策をするにしてもリスクの定義によって違ったものになることは十分考えられるのです。
まずは、自分の投資リスクの定義を考えることが対策の前提になるでしょう。私の場合はどちらもリスクだと考えて投資をしています。
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