2017年10月14日土曜日

4年で95%の下落もあるメキシコペソ円の長期の年間平均為替レート推移から考えると必要証拠金の高さも理解できる

トルコリラ円に次いでの大きなポジションを建てているメキシコペソ円。その必要証拠金の高さから為替レートのボラティリティが高いことは容易に想像がつきますが、実際のところは年間でどれくらいの為替レートの変動があり得るのでしょうか?

そこで、メキシコペソ円の過去の年間平均為替レートを調べてみました。

年   平均値
2017 5.949405
2016 5.829327
2015 7.640159
2014 7.951241
2013 7.648531
2012 6.065838
2011 6.441847
2010 6.947526
2009 6.938621
2008 9.409873
2007 10.781701
2006 10.679031
2005 10.128416
2004 9.585888
2003 10.689644
2002 12.960797
2001 12.978623
2000 11.386035
1999 11.906493
1998 14.390342
1997 15.272423
1996 14.301538
1995 14.714639
1994 30.360527
1993 34.872436
1992 39.564703
1991 40.485097
1990 54.649101
1989 52.929263
1988 51.193652
1987 113.035562
1986 304.393798
1985 992.608421
1984 1343.865717
1983 1818.544442
1982 3981.935455
1981 7639.931676
1980 9537.481994
1979 8750.633505
1978 9230.141141
1977 11877.091121
1976 19205.093318
1975 23727.178380
1974 23308.103197
1973 21685.021897
1972 24222.073012
1971 27799.958288
1970 28646.078503
1969 28783.400162
1968 28800.000032
1967 28800.000032
1966 28800.000032
1965 28800.000032
1964 28800.000032
1963 28800.000032
1962 28800.000032
1961 28800.000032
1960 28800.000032

(参照元) fxtop.com 平均為替レート履歴

以上がメキシコペソ円の長期の年間平均為替レートの推移です。2017年に関しては現時点での平均為替レートとなります。1960年以降見事に下げ続けているメキシコペソですが、その中でも注目なのが1985年から1988年。

1988 51.193652
1987 113.035562
1986 304.393798
1985 992.608421

1985年から1986年にかけて69.33%の下落、1986年から1987年にかけては62.87%の下落、1987年から1988年にかけては54.71%の下落とトータルでは何と94.84%の下落。恐ろしいほどの大暴落を見せています。

1994年から1995年にかけても51.53%の下落を見せていますが、こちらが可愛く見えるほどです。1995年以降は1年で半値になるような下落は見せていませんが、2008年から2009年の26.26%、2015年から2016年の23.70%とそれなりの下落を見せています。

これは、あくまでも平均為替レートでの下落ですから、値幅のボラティリティはさらに大きいことでしょう。そう考えるとパートナーズFXのメキシコペソ円の必要証拠金の高さもうなずけます。

メキシコペソ円にかかわらず、新興国の高金利通貨のスワップポイント狙いは、それだけのリスクがありますから、レバレッジの管理は気をつけなければいけないと改めて感じた次第です。

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