2017年6月22日木曜日

テンバガーなんて文字は私の投資の辞書にはありません

今日は2銘柄の利食いを実行しました。まず、5367 ニッカトーの現物を利食い。平均取得単価383円の現物500株を544円で100株、545円で400株とすべて売却。42%強の利食いとなりました。

もう一銘柄は9366 サンリツ。こちらも現物保有でしたが、400株すべてを売却。平均取得単価は488円で671円での売却ということで37.5%で利食いです。

ニッカトー、サンリツともにまだまだ割安だと思われる水準で、ここからが本格的な上昇なのかもしれません。ただ、私は絶対収益の確保を追求していて3割から5割の上昇は利食いのメドとしています。

例えばエムアップなどは売却後に凄まじいほどの上昇で買値から8倍弱まで一気に暴騰しました。もちろん、ホールドしていれば口座資産はかなり増加していたと思います。ただ、それはあくまでも結果論です。

私は信用取引も併用していて、現時点でも475万円ほどの信用買いのポジションがあります。下落ヘッジ関連銘柄も含まれているものの、圧倒的に通常の買いポジションが多いのです。300万円ほどは通常の買いポジションだと思います。

いわゆる二階建てと言われる状況と変わりないのです。それだけの買いポジションがあるのですから、一銘柄で大きく儲ける必要はありません。逆に言えば、一銘柄で大きく儲けるだけの器がないので、信用買いのポジションも併用して薄利でもパフォーマンスを稼ごうとしているのです。

現在の私の目標パフォーマンスは、年間7%から10%のリターンです。年始の口座資産は大まかに言うと1,000万円。仮に7%のリターンが目標だとします。1,070万円が目標なので信用買いがなければポートフォリオ全体で7%のリターンが必要です。

ただ、信用買いを併用すると、この景色は変わります。信用買いを併用すれば現物のポートフォリオ全体でのリターンが7%でなくても7%のリターンの獲得は可能なのです。当たり前のことですが信用買いポジションが大きければ大きいほど薄利でもリターンは増幅されるのです。

もちろん、リスクも増幅はされるのですが、それは玉の建て方を研鑽すれば対応は可能だと思います。私の場合は凡才極まりないと自覚しているので下落ヘッジ関連銘柄を保有しています。

投資初心者には理解しがたいかもしれませんが、バイ&ホールドというのは極めて難しいものです。不思議なもので含み損なら耐えられるのですが、含み益の場合は耐え難いのです。巷ではテンバガー達成などという情報も見かけますが、実際には心理的負担は想像を絶するものです。

例えば一銘柄への集中投資で元本が短期間で5倍に増えたとします。1,000万円の元本なら5,000万円。多分、5,000万円の時点で地に足がつかなくなる投資家が大半だと思います。そこから、元本の10倍となるテンバガーまで、果たして本当にホールド出来るのか?

何らかの調整で4,000万円を割り込んで3,000万円台に戻っただけでも心理的負担は想像を絶するものとなります。少なくとも私はそうなります。1,000万円が5,000万円まで増えているのですから、どっしりと構えれば良いのではないかと思われるかもしれませんが、実際には狼狽してしまう方が大半ではないでしょうか?

私の場合は耐え難いので薄利多売、それも分散投資での売買をチョイスしています。と、言うことでニッカトー、サンリツを薄利ながらも売却。売却した代金で6540 船場、6882 三社電機製作所、7201 日産自動車の信用買い建て玉を現引き。

あとは、2038 原油ダブル・ブル ETNを760円で50口の信用買いの約定がありました。さらに、その2038の高値購入分の建て玉をクロス取引での損失確定。そして、1459 楽天ETF日経ダブルインバース、2035 日経平均VI先物指数 ETNのクロス取引での損失確定がありました。

最後に一言。「私の投資の辞書にはテンバガーという文字はない」。実際には、テンバガーの経験はありますが、偶然そうなっただけのことで基本的に無理です(笑)

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