2017年4月16日日曜日

NISAでインデックス投資をするメリットって何なのだろう?

私はNISA口座を開設して利用もしているのですが、最近はメリットよりデメリットの方が目につきます。

今までにも何度か記事にしてきましたが、最大のデメリットは含み損でNISA期間が終了した場合、特定口座で運用しているよりも課税面で不利になるかもしれないということです。

特にインデックス投資の場合にはメリットよりデメリットを意識しておく必要があると思います。と、言うのはインデックス投資の場合分配金を出さないタイプの低コストのファンドを選択される方も多いと思うからです。

分配金を出さないタイプを選んでいるのですから分配金に対しての非課税は無関係ですからメリットではありません。さらに、インデックス投資の場合は長期ホールドを前提としている投資家が多いと思いますから売却益が非課税というのも必ずしもメリットではありません。

メリットになり得るのはNISA期間終了時に特定口座に移管する時点で含み益である場合くらいでしょうか?

移管する場合はその時点での時価が適用されますから含み益の場合は取得単価が引き上げられますから課税面では有利になります。ただ、含み損で移管した場合には取得単価は引き下げられますから課税面で不利になります。メリットになるかデメリットになるかは、その時の相場次第になるのです。

NISA期間終了時に運悪く市場が暴落した場合には大きなダメージを受けることになります。インデックス投資家の場合はわずかな信託報酬の差、トラッキングエラーなどに目を光らせているのではないでしょうか?

それなのに、もし大きな含み損でNISA期間を終えてしまったとしたら、そんなものすべてを吹き飛ばすほどのダメージになることも十分に考えられます。

もちろん、大きな含み益で移管できれば大きなメリットにはなるのですが、そんな丁半博打のようなことはインデックス投資には似合わないと思います。

iDeCo、積立てNISAとさらに選択肢が広がりつつありますから、この機会にアセットアロケーションだけではなく、アセットロケーションも考えてみてはいかがでしょうか?

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