ブログ記事でも再三取り上げているように、UBS ETFを買い進めていて、現在の私のポートフォリオの先進国株クラスは、米国よりもいわゆるEAFE指数組み入れ国の比率が極めて高いです。
インデックス投資家なら時価総額加重平均で考えて米国の組み入れ比率が当然高くなると思います。ただ、私は時価総額加重平均という考え方には過大な信頼はおけません。
例えば、日本市場がバブルだった時代の時価総額は世界全体の半分程度にまで膨れ上がっていたと思います。その後、ご存じのように日本はバブル崩壊で時価総額は一気にしぼみました。時価総額加重平均で日本株中心のポートフォリオを運用していた投資家はかなりの打撃を受けたのではないかと想像されます。
さて、現在の米国市場の世界に占める時価総額は、やはり世界全体の半分程度にまで膨れ上がっています。
さらに、EAFE指数組み入れ国の方が割安なように思います。長期リターンにおいても米国と比べてEAFE指数に遜色はないと思われます。
インデックス投資家の方のバイブルにバートン・マルキールのウォール街のランダムウォーカー、ジェレミー・シーゲルの株式投資などがあり、その考え方をそのままに自分の投資に当てはめる方もいらっしゃるようです。
ただ、この2冊に関しては、当たり前の事ですが、リターン、リスクなどのデータ等は米国での統計になっています。
米国に在住で米国とEAFEのリターンに大きな開きがないなら、為替リスクを取ってまで、EAFEの組み入れを高める必要はないと思います。
ただ、日本から見ると米国でもEAFEでも、為替リスクがあるわけで、必ずしも時価総額加重平均だけで考えて米国の組み入れを高める必要はないのではないかと考えています。
私は、どちらかと言えばファンだメンタル加重平均に近い考えで、その中でも配当利回りを重要視していて利回りの高い市場に魅力を感じています。
以下は、キャピタル・パートナーズ証券のpdfで今日ダウンロードした情報の一部で配当利回り、予想perです。
NYダウ工業30種 2.78% 14.46
ナスダック総合指数 1.40% 18.74
英国FT100指数 4.46% 15.03
ドイツDAX指数 3.11% 11.83
フランスCAC40指数 3.46% 13.56
スイスSMI指数 3.54% 15.40
オーストラリアASX全普通株指数 5.06% 15.85
EAFEの方が配当利回りが高いですし、長期国債利回りとの比較でもEAFEに割安感があると思います。
以上の理由に加えてUBS ETFの東証上場。これがEAFE組み入れ国を買い進める最大の理由となりました。最低0.15%~と信託報酬が低いですし、さらにルクセンブルク籍なので分配金に対する現地課税がなく、JDRのETFの悩みのたねである二重課税が回避されています。
複利の雪だるまを作るには、絶好の商品の一つだと考えて購入しています。
☆いつもありがとうございます!この記事が参考になりましたらブログランキングの応援していただけるとうれしいです!にほんブログ村 株 中長期投資
(2018/05/18 追記) -ルクセンブルク籍なので分配金に対する現地課税がなく、JDRのETFの悩みのたねである二重課税が回避されています。-と書いていますが、投信フォーカス 取り戻せない「海外源泉徴収税」の実態を知る - 注目の投信 - 投資信託 - K-ZONE moneyを読んで以降、本当に二重課税が回避されているのか確信がもてなくなっています。
0 件のコメント:
コメントを投稿