2018年6月27日水曜日

特定口座の含み損銘柄は売買手数料無料範囲で損失確定して節税するのがお得

今日はクックパッドにヤフーと、特定の口座で保有している含み損銘柄をクロス取引で損失確定しました。

・クックパッド(2193)

まず、私名義の松井証券口座で保有している取得単価578円の現物100株を成行で現物売り。さらに、妻名義のSBI証券口座では同時に約定するように成行で100株の信用買い。いずれも518円で約定して、私名義の口座は5,932円の損失確定です。

・ヤフー(4689)

まず、私名義の松井証券口座で保有している取得単価391円の信用買い建て玉100株を成行で返済売り。さらに、妻名義のSBI証券口座では同時に約定するように成行で100株の信用買い。いずれも365円で約定して、私名義の口座は2,893円の損失確定です。

今回の損失確定は、いずれも私名義から妻名義へとポジションが移っていますが、別に異名義間、それも別の証券会社間でクロス取引する必用はありません。

では、なぜそのような事をしているのか?

それは、ただ単に手数料無料範囲の取引を最大限に利用したかったからです。

今回の損失確定銘柄は、いずれも私名義の松井証券でした。松井証券の無料取引は1日の約定代金の合計が10万円までとなっています。

そして、クックパッドの想定約定単価は500円以上を考えていました。ですから、私名義の松井証券口座で100株の現物売り、信用買いのクロス取引をしてしまうと、クックパッド一銘柄で約定代金の合計が10万円を超えてしまい、売買手数料が発生してしまうのです。

ヤフーの100株だけなら、私名義の松井証券口座内の取引でも売買手数料無料範囲ではあったのです。ただ、私名義の松井証券口座の実現損益は度重なる利食いもあり、大きくプラスの状態です。少しでも損失確定額を大きくして、損益通算のうえで節税をしておきたかったのです。

そして、私名義、妻名義とも基本的にはどの口座にも現金余力はほとんどありませんから、信用取引のできる口座での買い注文をするしかありません。その中で、売買手数料無料範囲で取引できるのが、妻名義のSBI証券口座だったのです。

そういう訳で私名義の松井証券口座と妻名義のSBI証券口座という組み合わせでのクロス取引となっただけで、深い意味はまったくありません。

ここで、ひとつの疑問を抱いた方もいらっしゃるかもしれません。クックパッドは現物だったのだから、信用買い建て玉にすると、売買手数料が無料でも信用のコストが新たに発生するのではないかと?

ただ、私の場合は信用買い建て玉は複数銘柄あるのです。そして、今日のクックパッドの現物売りで得た代金では、楽天Wベア(1459)を現引きしています。

クックパッドは信用買い建て玉になりますから、妻名義のSBI証券口座では新たな信用コストが発生するのですが、私名義では現引きした楽天Wベアの信用コストはなくなります。これで、差し引きゼロになる訳です。

厳密にいうと松井証券とSBI証券では、信用コストが違いますから、まったくの差し引きゼロにはなりません。ただ、そこは黙認できる範囲かなと考えています。

理想的なのは、現物のみのクロス取引。たとえば、今日のクックパッドなら、私名義の松井証券口座で現物売りと、私名義のSBI証券口座の現物買いのクロス取引。

ただ、現物のみのクロス取引での損失確定には注意点があります。同じ名義の場合は、上記のように別の証券会社間での取引が必用になります。私名義の松井証券口座で現物売りと現物買いをしてしまうと、手数料無料どうこう以前に損失確定額が小さくなってしまうのです。

そこは、是非とも押さえておきたいポイントですね。

それにしても、日本株の場合は売買手数料無料でもクロス取引による損失確定が可能なのですから、特定口座の実現損益がプラスなら使わない手はないと思います。どんどん活用して、上手に節税したいですね。

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