2017年10月21日土曜日

トルコリラ円など下落リスクの高い高金利新興国通貨のFXでのポジションの建て方の一例

先日の下げで、そのボラティリティの大きさを再確認させてくれたFX市場でのトルコリラ円。

その下げを受けて、トルコリラ円をはじめ、高金利新興国通貨に対するFX投資に尻込みされている方もあるようです。もうこりごりなので、高金利新興国通貨への投資はやめておこうという方は別にして、投資はしたいけどポジションの建て方がわからない。そんな方もいらっしゃると思います。

投資期間、投資スタイル、投資資金、さらに追加資金の有無など十人十色ですから、正しいFXの投資手法というものはありません。ただ、トルコリラ円など高金利新興国通貨に投資している方はスワップポイント目的の方が多いと思いますし、私もスワップポイント狙いですので、私のポジションの建て方に対する考え方を書いてみたいと思います。

例えば現在のトルコリラ円は30.90円あたりの為替レートをつけています。スワップポイントはFX業者にも違いはありますが、1万通貨1日あたり90円を期待できるものと考えます。そうすると、年間では32,850円のスワップポイントが期待され、その利回りは10.63%となります。

で、今は買いなのか?どうなのか?

私の考え方としては、このポジションが単体で27.62円あたりまで下落しても構わないと考えられるなら買いに値します。これは、現在の為替レートから1年で獲得できると想定されるスワップポイントを差し引いたものです。BidとAskのスプレッドはありますが、大まかには27.62円まで下落しても構わないか、どうか。そこを、考えてみるのです。

27.62円まで下落しても構わないなら、1年後に27.62円で買い始めるのと、現在の30.90で買い始めるのは同じようなものだと考えます。ということで買いの検討に値するのです。

ただ、これはあくまでも単体のポジションで考えた場合ではあります。私の場合は、私名義、妻名義を合わせて既に49,000通貨のポジションがあり、その平均取得単価は32.16円となっています。

その場合は、まずその総ポジションから考えてみます。取得単価32.16円から、年間獲得想定スワップポイントを差し引いた為替レートは28.875円。そこを下回る為替レートをつけても良いと思えるならば買い増ししても構わないと考えるのです。

ただし、私と妻を合わせたトルコリラは取得金額ベースで1,576,070円となっていて、既に現在のポートフォリオでの最大許容比率に達していますから、私は基本的にはトルコリラ円は買い増ししないと思います。

私の場合は、取得金額ベースでのレバレッジが2倍台ではありますが、不測の事態が起きた場合を考えると、このあたりが限界かなと。というのも、新規の追加資金は投入できないので、追加資金は基本的にすべて現在のポートフォリオから捻出しているからです。

以上が私の高金利新興国通貨、特にトルコリラ円に対するポジションの建て方の考え方ですが、スワップポイントは変動する可能性も十分にあり得ますから、そこには留意が必要ですし、私にとっては良くても、あなたにとって最良な投資手法ではない可能性も大きいです。ただ、何らかのヒントになるならば幸いです。

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