2017年5月13日土曜日

株主還元の度が過ぎていたとも思える米IBMの未来は

バフェットの保有比率減少で一躍脚光を浴びることにもなったIBM。11日の日本経済新聞夕刊、ウォール街ラウンドアップによるとバフェットの投資以来、IBMは自社株買いと配当に700億ドルを投じてきたとのことです。

一方その裏側で長期負債は11年末から16年末までの間で約118億ドル増加、現金同等物は約34億ドル減少。そして、問題なのが過去5年間の研究開発投資が約290億ドルと株主還元の4割ほどに過ぎないという資金配分。

バフェットはIBMについて、「財務の運営が素晴らしい」と評していたとのことですから、この700億ドルの株主還元での財務状況に魅力が薄れてしまったと感じての売却なのかもしれません。

それにしても研究開発費そっちのけで株主還元に資金を投じてきたとも言えるIBM。株主還元バブルとも言えるほどの米国の現状では、何も特殊なことではないのかもしれません。ただ、その結果は1~3月期に20四半期連続減収。何か違うのではないかと感じるのは私だけでしょうか?

さて、そんな中ではありますが、私は米国市場株の新規購入を思案中です。購入すればブログで報告しますね!

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