2017年5月7日日曜日

個人投資家には決して真似できないバフェット投資の知られざる真実

私は最近のバフェット氏の投資動向はほとんど知らないのですが米国株ブログを見てみるとIBMの売却が話題になっているようです。

最近の投資動向を知らない私が言うのも何ですが、バフェット氏の投資手法については少なからずの誤解があるように思います。まず、保有期間に関しては「永久」という言葉が独り歩きしているように思います。これは、あくまでも理想としては「永久」ということであり、短期投資も実際には行われているという現実があります。

また、少なくとも過去には株価指数を対象としたデリバティブ取引、外貨投資なども行っているとのことで投機的な一面も垣間見ることが出来ます。

そして、何よりも株式市場は必ずしも万人に公平ではないという現実。例えば、「PIPE」。これは、ほとんどの個人投資家には決して真似することは出来ません。PIPEとはPrivate Investment in Public Equityの頭文字を取ったもので「株式公開企業への私募投資」というものです。

株式公開企業への私募投資とは、市場を通さない取引で投資家は直接その企業から株式やエクイティ・リンク証券を購入することが出来るそうです。基本的には投資家に有利な条件に設定されるのですが、バークシャーもこのPIPEを利用していて、それもバークシャーだけがかなり有利な条件だったということも過去にはあるようです。

私は、このPIPEという言葉自体を初めは知りませんでした。バフェット投資推奨本では見たことがなかったのです。「PIPE」とググってみても検索結果には反映されず、「PIPE 投資」で検索するとようやく少しヒットするくらいです。

この事から考えても、まずPIPE自体が周知されているとは思えません。私が初めてバフェット投資の本質を知ったのは「スノーボール」。この一冊は、それまでにバフェット投資推奨本から創り上げた私のバフェット像を粉々に打ち砕きました。

そして、その後PIPEと言う言葉を知りその後もバフェットの投資を知れば知るほど、零細個人投資家では決して真似できない現実を突き付けられることになり、真似しようなどとは考えないようになりました。真似するくらいならバークシャーのB株でも買うのが妥当かなと。ただ、現時点ではバークシャーB株を買うつもりはありませんが・・・。

話がズレてしまいましたが、最後に一言でまとめますと、バフェット投資推奨本では、不都合な真実は隠されていることも多いと思いますのでご注意下さい。ということです。

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