2017年4月14日金曜日

個人型確定拠出年金 iDeCoを私が利用しない理由

資産の置場所であるアセットロケーションの選択肢の一つ個人型確定拠出年金 iDeCoのアプリが厚生労働省と国民年金基金連合会から公開されました。

日経電子版によると「アプリは年齢や掛け金、想定する利回りなどを入力すると、将来いくらもらえるか試算できる。ゲーム形式で運用した場合と掛け金を貯金した場合、どのくらい差が出るかも示す。」とのことなのでiDeCoに興味がある投資初心者なら利用してみる価値はあるかもしれません。

ただ、私は現時点ではiDeCoを利用する予定はありません。私の場合は毎月かかる運用手数料がネックとなります。国として定めている国民年金基金連合会に103円、資産管理手数料64円は毎月かかるので年間費用は2,004円。この手数料は、どの金融機関を選択したとしても必ず発生します。

掛金が全額所得控除、運用益が非課税というメリットも私の場合には必ずしも魅力的ではありません。まず掛金が全額所得控除についてですが、すでに別で控除の枠を使いきっているような状態なので意味がないのです。

運用益が非課税についてですが、もし私が iDeCoを利用したとしても利用する商品は分配金を出さないタイプのインデックスファンドになると思います。売却することもなく給付まで積立てを続けるでしょうから売却益も発生しません。全額非課税であろうがなかろうが恩恵を享受できないのです。

と、なると話しが戻るのですが年間2,004円の手数料がネックとなってしまいます。私の場合は新規の資金を運用に充てることはありませんので、現在の口座資産からの捻出が必要となります。積立てをするとしても月額は最低金額の5,000円。167円の手数料だと3.34%もの手数料となってしまいます。低コストのインデックスファンドを選んでもこれではすべてがぶち壊しです。

給付時点での所得税等の軽減があろうとも現時点でのiDeCoの利用に特にメリットはないと思うのです。私の場合はNISAは利用しているもののメリットはあまり感じていませんので、特定口座をアセットロケーションの中心に考えています。ただ、これは私にとってのメリット、デメリットを考えた上でのアセットロケーションです。あなたにはあなたに最適なアセットロケーションがあるはずですから是非ともご一考下さい!

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4 件のコメント:

  1. 奇遇ですね~,私もiDeCoを利用する予定は全くありません.
    結局将来の受取りのときに課税されるからです
    (これにはすごくがっかりしました).
    なるほど手数料もそんなに掛かるのですね.
    なおさら興味がなくなりました(笑)

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    1. k3さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

      iDeCoにしてもNISAにしても巷ではメリットばかりが強調されているのが気になります。

      NISAの場合などは含み損で期間終了した時に初めてデメリットを痛感する投資家が続出すると思います。

      それにしてもk3さん、奇遇というか必然というかさすがに同い年ですね。あっ、そうそう。私は先月誕生日でまた一つ齢を重ねてしまいました(笑)

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    2. お誕生日おめでとうございます!!
      もうアラフィフですね(笑)私はまだ数か月先です。

      確かにNISAも損失が出ると最悪ですよね。

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    3. k3さん、ありがとうございます!!!

      ほんと、もうすっかりアラフィフなので、お互い健康にはくれぐれも気をつけましょうね(笑)

      私はNISAの含み損銘柄には手を焼いていて、一刻も早く抜け出したいのですが、なかなかままなりません。含み益で特定口座に移管できれば最高ですが、どうなりますやら。

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